Vv.

本や映画の感想

AIも活用しながらもりもり書いていくブログです。
当ブログではアフィリエイトプログラムを利用して
商品を紹介しています。

映画『悪の教典』“まるで出席をとるみたいに、先生はみんなを殺し続けたんだ。”

「ハスミン」。 その愛称で呼ばれる一人の教師がいました。生徒からは絶大な人気を誇り、保護者や同僚からも信頼の厚い、まさに「教師の鑑」。しかし、その完璧な笑顔の裏には、底知れぬ闇が広がっていました。彼は、他人への共感能力を一切持ち合わせていな…

柳澤健『1984年のUWF』“UWFとは何だったのか。その光と影を描く”

1984年、日本のプロレス界は大きな地殻変動に見舞われました。アントニオ猪木率いる新日本プロレス、ジャイアント馬場が築いた全日本プロレスという二大巨頭が君臨していた時代に、敢然と反旗を翻した団体がありました。その名は「UWF」。彼らが掲げたスロー…

吉川トリコ『余命一年、男をかう』“「楽しくなくちゃ、生きてちゃいけないんですか?」”

吉川トリコさんの小説『余命一年、男をかう』は、人生の価値観を問い直し、本当の豊かさとは何かを考えさせてくれる、心温まる成長物語です。主人公は、幼い頃から貯金と節約を人生の信条としてきた40歳の独身女性、片倉唯。彼女が突然、子宮がんによる余命…

夏木志朋『二木先生』“「きみ、結構いやらしいよね。性格が」”

「普通」とは、一体何なのでしょうか。この社会で「普通」に生きるとは、どういうことなのでしょうか。2019年に第9回ポプラ社小説新人賞を受賞された夏木志朋さんのデビュー作『ニキ』(文庫化で『二木先生』に改題)は、そんな根源的な問いを、読者の胸に鋭…

村田沙耶香『授乳』“「――ねえ、ゲームしようよ」”

『授乳』というタイトルから、あなたはどんな物語を想像しますか?母と子の心温まるストーリーでしょうか。でも、もし作者が『コンビニ人間』の村田沙耶香さんだと知ったら、きっと「普通」の話ではないと気づくはずです。 この物語は、私たちの常識や倫理観…

伊藤たかみ『17歳のヒット・パレード(B面)』“僕は残りの五日間、ぴったりと彼女に寄り添うよ。二人の重みで時間にくさびを打ちながらね。”

「夏は八月の十五日まで。海にクラゲがでたら、夏は終わりなのよ」 もし、あなたの17歳の夏が、あと一週間で終わるとしたら、何をしますか?伊藤たかみさんの『17歳のヒット・パレード(B面)』は、そんな終わりかけの夏に偶然出会った少年と少女の、短くて…

藤野可織 短篇集『おはなしして子ちゃん』“私の通っていた小学校の理科準備室には、ホルマリン漬けの瓶でいっぱいの棚がありました。”

藤野可織さんの短篇集『おはなしして子ちゃん』を読み終えました。以前読んだ『ドレス』を読んで興味を持った作家さんです。『おはなしして子ちゃん』もその世界観に一気に引き込まれてしまいました。この短篇集には、私たちの日常のすぐそばに潜む、少しだ…

こざわたまこ『負け逃げ』“この村は、噂と陰口が広まるのだけは早いから”

こざわたまこさんの連作短編集『負け逃げ』についてご紹介したいと思います。この作品は、第11回「女による女のためのR-18文学賞」で読者賞を受賞した「僕の災い」を含む、まさに青春の「今」を切り取った、痛々しくも美しい群像劇です。閉鎖的な地方の村を…

白岩玄『葉子の離婚』“たとえ傷口がふさがっても、傷あとは長いあいだ残るんだ。何もかもが元通りになるわけじゃない。”

「離婚」という言葉を聞くと、どんなイメージを持ちますか? もしかしたら、少しネガティブな印象を持つ人もいるかもしれません。でも、白岩玄さんの小説『葉子の離婚』を読むと、離婚は決して終わりではなく、新しい自分を見つけるための一つの過程なのかも…

白岩玄『結婚問題』“何かを得ようとするならば、その対価を支払わなければいけないだけ。”

結婚。それは人生の大きな一歩ですが、同時にたくさんの悩みや不安も伴います。白岩玄さんの小説『結婚問題』は、そんな結婚を巡るリアルな心情を、驚くほど正直に描き出した物語です。 かつては売れっ子だったけれど今はなかなかうまくいかない作家の佑人と…

芦沢央『ミモザ』“変わらないな、と言った彼の顔こそ、変わっていなかった”

昔の恋人と、もし突然再会したら――そんな場面を想像して、胸がざわついたことがある人も多いのではないでしょうか。芦沢央さんの短編小説『ミモザ』は、そんな“ノスタルジー”を巧みにくすぐりつつ、思いがけない方向へと物語を運んでいく傑作です。一見、恋…

遊川和彦 南々井梢『35歳の少女』“わたしの時間は私のもの”

もしある日突然、長い眠りから覚めたら、25年が経っていた――。そんなSFのような出来事が、南々井梢さんの小説『35歳の少女』では描かれます。本作は同名のテレビドラマのノベライズ作品ですが、ドラマを観ていなくても、主人公・望美の心の揺れ動きや、彼女…

映画『太陽を盗んだ男』70年代日本が生んだ、狂気の傑作エンタメ!

皆さん、こんにちは!今回は、とんでもない設定と予測不能なストーリーで、一度観たら絶対に忘れられない映画『太陽を盗んだ男』を紹介させてください! 実はこれ、私が10年以上前からずっと気になってた作品なんです。Podcast番組『ゲーム脳ばと』で紹介さ…

白河三兎『プールの底に眠る』“君は幸せになっていいんだ”

「村上春樹チルドレン」の記事で名前を知り、手に取ったのが、白河三兎さんのデビュー作であり、第42回メフィスト賞受賞作である『プールの底に眠る』です。ミステリー色の強い作品を多く輩出しているメフィスト賞受賞作ということで、読む前からワクワクが…

古市憲寿『平成くん、さようなら』“「僕はもう、終わった人間だと思うんだ」”

みなさん、こんにちは!今回は、古市憲寿さんの小説『平成くん、さようなら』を紹介したいと思います。 この小説は「安楽死」というすごくシリアスで難しいテーマを扱っているんだけど、それだけじゃないんです。現代社会の空気感とか、今どきのちょっと変わ…

映画『劇場版ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人』新たな強敵・人造人間

今回紹介するのは『劇場版 ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人』です!この作品、何がすごいって、あの悟空、ベジータ、そして未来から来たトランクス、三人の超サイヤ人が初めてスクリーンで揃い踏みするんですよ!この豪華な共演は、今観ても…

映画『劇場版 ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴』刮目せよ!これが覚醒した悟飯だ!

ドラゴンボールファンの皆さん、こんにちは! 今回は、数あるドラゴンボールの劇場版の中でも、特にファンの間で「悟飯のカッコよさが際立っている!」と語り継がれる名作、『劇場版 ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴』の魅力に迫りたい…

山崎ナオコーラ『手』 “愛情とは移行するもの”

山崎ナオコーラさんの『手』は、一見奇抜なテーマながら、現代の若者の心理を鮮やかに描き出す作品です。本記事では、この小説の魅力と、読者の心に残る感動をご紹介します。

長嶋有『猛スピードで母は』“「あんたはなんでもやりな。私はなにも反対しないから」”

長嶋有さんの『猛スピードで母は』は、現代的な母子関係を鮮やかに描いた作品です。小学6年生の少年と自由奔放な母親の日常を通じて、新しい家族のあり方を提示しています。軽やかな文体と独特のユーモアで、重たくなりがちなテーマを読みやすく表現している…

小川洋子『薬指の標本』“「標本を必要としない人間なんていないさ」”

小川洋子さんの『薬指の標本』は、日常と非日常の境界を曖昧にする不思議な物語です。標本室という特殊な空間を舞台に、人々の思い出や感情が物品に込められ、永遠に保存されていく様子が描かれています。この作品は、人間の記憶や感情の複雑さを探求し、物…

又吉直樹『第2図書係補佐』人生を彩る本の力

芸人であり作家でもある又吉直樹さんによる『第2図書係補佐』は、単なる本の紹介エッセイではありません。この作品は、著者の人生経験と読書体験が織りなす、心温まる自己探求の旅路です。フリーペーパーに掲載された記事に書き下ろしを加えたこの一冊は、読…

山崎ナオコーラ 『お父さん大好き』 “生きているだけで、 えらい”

山崎ナオコーラさんの短篇小説『お父さん大好き』は、血のつながりを超えた家族の絆を描いた心温まる作品です。NHKラジオ文芸館で紹介され、異例の話題を呼んだこの物語は、読者の心に深く響く魅力に溢れています。

綿矢りさ『勝手にふるえてろ』こじらせ女子の恋愛模様

綿矢りささんの小説『勝手にふるえてろ』は、現代の若者の心の機微を鮮やかに描き出した作品です。主人公ヨシカの恋愛模様を通じて、読者の心に深く響く物語が展開されています。

山崎ナオコーラ『わけもなく走りたくなる』ポジティブな気持ちで走り出そう

山崎ナオコーラさんの『わけもなく走りたくなる』は、読者の心に爽やかな風を吹き込む、珍しい純文学作品です。この小説は、日常の中に潜む小さな幸せや、予期せぬ出会いの魅力を描き出し、読者を優しく包み込みます。

村上春樹『眠い』日常の中の小さな戦い

村上春樹さんの短篇小説『眠い』は、日常生活の中で誰もが経験したことのある「眠気との戦い」を鮮やかに描き出しています。知り合いの結婚式に出席した「僕」が、式の最中に襲われる強烈な眠気と格闘する様子を通して、人間の弱さと強さ、そして日常の中に…

高瀬隼子『水たまりで息をする』夫婦の絆が問うもの

高瀬隼子さんの『水たまりで息をする』は、現代社会の中で生きる人々の苦悩と葛藤を鮮烈に描き出した衝撃作です。突如として風呂に入れなくなった夫と、その夫を支える妻の物語を通じて、私たちが当たり前だと思っている「普通」の生活がいかに脆いものであ…

天沢夏月『世界で一番美しい名前』就活と恋愛、若者の不安を描く

天沢夏月さんの『世界で一番美しい名前』は、就活に苦戦する大学4年生の男性を主人公とした心温まる物語です。無内定が続き自信を失っていく主人公が、大切な彼女との関係に悩む姿を通して、若者の不安や恋愛の機微を鮮やかに描き出しています。

中村文則『銃』 心の闇に潜む恐怖

中村文則さんのデビュー作『銃』は、一人の大学生が偶然拾った銃に魅了されていく様子を描いた衝撃的な小説です。サスペンスと純文学を巧みに融合させた本作は、人間の心の闇を鋭く描き出し、読者を引き込みます。

長江俊和『放送禁止』ドキュメンタリーの裏側に潜む恐怖

テレビの世界には、様々な理由で放送されなかった幻の番組が存在します。長江俊和さんの『放送禁止』は、そんな闇に葬られた番組の真相に迫るフェイクドキュメンタリー小説です。元々テレビドラマとして放送された作品を小説化したこの本は、読者を不気味な…

浅倉秋成『六人の嘘つきな大学生』就活の舞台で繰り広げられる嘘と真実

『六人の嘘つきな大学生』は、浅倉秋成さんによる青春ミステリー小説です。就職活動を舞台に、6人の大学生たちが繰り広げる心理戦と、彼らの隠された過去や本音が明かされていく展開に、多くの読者が引き込まれています。2022年本屋大賞にノミネートされ、複…